野村農園の野菜作りのこだわりと3つの特徴
野村農園で育つ野菜のほとんどが「農薬・化学肥料を不使用」。
自然に育まれた資源を使った肥料で、野菜・お米作りに取り組んでいます。
トンボ、ミミズ、カマキリ、カエル、つばめ、すずめなどの無数の虫達、小動物、鳥達の働きに助けられての育成です。
自然の資源で育った作物は、発色がよく鮮やかで、野菜本来の味がハッキリしているのが魅力。
また、調理において、火が通りやすいのも特長です。
野村農園で大切にしている3つのこだわり
当農園では、野菜を力強く育てるために、大きく3つのこだわりを持っています。
- 野草も木の根も野菜も……すべてを混ぜ込んだ、バランスの良い土作り
- 10年かけて上書きした『種の記憶』
- 除草剤、殺虫剤、殺菌剤を使わない、やわらかい土
それぞれ詳しくご紹介しますね。
こだわり1. 野草も木の根も野菜も……すべてを混ぜ込んだ、バランスの良い土作り
当農園の土は、
数え切れないほどの種類の野草や雑草、木の根や野菜の欠片を堆肥に混ぜ込んで作ります。
私たちの農園をはじめて見る人は、きっと驚くでしょう。
畑にたくさんの草が生えていて、一般的な整理された畑とはまったく違うのですから。
でも、これがバランスの良い土を作る秘訣。
このようにたくさんの有機質の入っている野村農園の土の中には、ミミズもいっぱいです。
草を取り除いてしまうのではなく、トラクターにハンマーをつけて土に混ぜ込んでしまう。
残った野菜、木、雑草もすべて混ぜ込んでしまう。
それが肥料の一部になり、昔懐かしい野菜の味ができあがるのです。
連作障害などもあるので、どこに何を植えるかも考えて栽培しています。
同じ町内の農場さんのご協力もいただいています
土作りには、
飛騨牛の生産では県下で技術、実績、情熱もトップクラスの『つづく牧場』さんの堆肥を使用。
手間ひまかけた『コフナ菌』により熟成された堆肥を中心に、粉糠、油粕、EM木酢鶏糞などをふんだんに混ぜ込んでいます。
>>つづく牧場さんについて詳しくはこちら
こだわり2. 10年かけて上書きした『種の記憶』
長年、野菜を育ててきた中で分かったのが「種は記憶する」ということ。
実は、私たちが化学肥料の使用をやめたばかりの頃は、とても小さな作物しかできませんでした。
それまで化学肥料を使ってきた種は、ガラッと変えた環境で育てたら、大きくならなかったのです。
それがようやく
2016年くらいから、ある程度の大きさの作物ができるようになってきました。
そして今、私たちの農園で採れる野菜は大きいです。
引用:岐阜放送 ママごはんTV「高山の新特産品!? ポワロ」2016年12月5日放送
でも、ここまでのサイズになるには10年の積み重ねが必要でした。
長い時間をかけて、種が記憶を蓄積して、やっと今に至ります。
飛騨高山の安定した気候に助けられたことも、大きな理由だったのでしょう。
こだわり3. 除草剤、殺虫剤、殺菌剤を使わない、やわらかい土
除草剤を使うと土は固くなります。
当農園で育つ野菜のほとんどは農薬を使わない栽培です。
除草剤、殺虫剤、殺菌剤は使用しておりません。
やわらかく、自然に優しい土で、人の手で丹精こめて一つずつ育てた野菜たち。
そんな安全な農地だからホタルたちが来ます。
トンボもいっぱい飛び交っています。
鳥たちも自然のものが分かるのでしょう。
安全でおいしい野菜やお米を、毎日の食卓にいかがですか?